
「何となく副業解禁したしやってみようかな」
「副業やらないと何だかやばそう」
「副業なんてやってる暇なんてない」
世間では副業解禁だの副業元年だと騒がれてはいるものの、実際に気にはなっているけど副業を実際に始めるには至っていないという人も多いでしょう。
でも、副業元年と言われている今は、もうすでに周回遅れになっているかもしれませんよ。
副業しないと老後が大変
会社員として働くのは「生活のため」というのもありますが、「老後のため」という部分も少なからずあるでしょう。
しかし、今その「老後のため」に会社に属するだけというのは、リスクが高くなりつつあります。
寿命の延びと老後のお金
平均寿命というのは年々伸びているというのは何となく聞いていると思います。
実際に厚生労働省が調査してまとめた「簡易生命表」には以下のような平均寿命の推移になっています。
2030年には平均寿命が90歳になると、世界保健機関(WHO)が予測しています。(世界の平均寿命の最も高い数値)
これは医学や医療の進歩によってもたらされる恩恵なのですが、実際に寿命がこれだけ伸びて、今の年金システムで大丈夫なのでしょうか。
定年後に必要なお金は9000万円
現状では60歳が定年とされています。ということは90歳まで生きるとすると、定年から30年あることになります。
総務省の統計によると65歳以上で2人以上で構成された「高齢者世帯」の1カ月の支出額は「253,786円」となっています。
ということは、死ぬまでに必要な老後のお金は、
となります。
果たして定年退職後にそれだけのお金を年金と貯金で確保できるでしょうか?
「贅沢しなきゃいけるでしょ?」
という声が聞こえてきそうですが、贅沢して切り詰めて生活をしたとしても、もう一つ問題があります。
それは少子高齢化です。
年金制度は若い労働者が年金世代(シニア)を下支えする仕組みになっています。
年金支給年齢が引き上げられていることからもわかるように、年金制度が今後このまま維持されるかは大きな不安材料でしょう。
再雇用制度で奴隷を続ける
労働市場も人手不足で、定年後の人材の再雇用制度が盛んになっています。
しかし、再雇用というのはこれまでの肩書も無くなり、契約社員のような扱いでフルタイム労働、定年前と同じように働いても稼げる金額は減るでしょう。
でも、そもそもそんな老後を思い描いてましたか?
定年までに遮二無二働いて、老後は年金で悠々自適、本当はそんな未来を描いていたのではないでしょうか。
このままだと死ぬまで会社の奴隷として働き続けるという未来しかないのかもしれません。
働き方改革と副業
そんな中登場したのが「働き方改革」です。
働き方改革は簡単に言えば、「労働力不足を解消し、一億総活躍社会を作ろう」ってな感じです。
主な対策としては
- 長時間労働の是正
- 副業の推奨
- 非正規と正社員の格差是正
- 女性の社会進出
- 高齢者の就労促進
です。
日本は労働力不足も問題なのですが、「労働生産性」も国連から是正勧告を受けるほど問題ありです。
労働生産性とは「一人の労働時間あたりの成果」、言い換えれば「一人あたりの生産性」です。
日本は長時間労働やサービス残業が当たり前になっていて、それが生産性の低下を招いています。
正社員安全神話の崩壊
長時間労働の背景には「正社員安全神話」があります。
- 正社員なら終身雇用
- 正社員なら収入安定
- 正社員なら年功序列で昇給
- 正社員なら老後も安泰
こういった安定志向の考え方から「会社を辞めるわけにはいかない」「会社の命に背いてはいけない」という行動になってしまい、過剰労働やブラック企業が生まれるのです。
しかし、このような正社員安全神話はすでに崩壊しているといっていいでしょう。
- 大企業でも倒産
- 能力がないと減給
- 将来年金が減る可能性あり
つまり、会社に人生のすべてを委ねるのは、長い目で見てもリスクが高くなってしまったというわけです。
残業が減る代わりに副業
「会社は残業を無くしていく、社員は代わりに副業をしても良い」
それで本当に生産性は上がるのでしょうか?
会社に依存する働き方を実践していた人が始める副業って何でしょう。
ほとんどの人は、アルバイトなど別の会社に所属するという選択になるでしょう。
それって結局は、残業とバイトの交換にしかならないので、生産性で言えばむしろ下がる可能性もあります。
副業は今すぐスタートせよ
副業はできればどこかの組織に帰属せずに、自分の力で稼げるものを探したほうがいいでしょう。
最初は稼げずにモヤモヤするかもしれませんが、長い目で見ると自分で稼げる力をつけることは、どんな状況でも耐えうる武器になるでしょう。
ではいつ始めるかと言えば、「今すぐ!」です。
副業はすでに周回遅れ
イノベーター理論をご存知でしょうか。
マーケティング用語なのですが、簡単に言えば「流行りものに手を出す順番をグループ化したもの」です。それは5つのグループに分けられています。
イノベーター理論のグループ分け | 属性 |
---|---|
イノベーター | 冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。(革新者) |
アーリーアダプター | 流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。(初期採用層) |
アーリーマジョリティ | 比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。(前期追随者) |
レイトマジョリティ | 比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。(後期追随者) |
ラガード | 最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。(遅滞層) |
これは「ユーチューバー」で考えるとわかりやすいでしょう。
ユーチューバーで例えると、世間的にまだ知られていない時に嗅ぎつけて始めた「アーリーアダプター」までは、そこそこ儲けられるようになったわけです。
つまり、先行者利益を得るには世間的にまだ認知されていない時期に始めなければならないのです。
働き方改革で「副業が注目されて、副業元年などと呼ばれている」ということは、元年と言いながらすでに世間的に認知されつつある「アーリーマジョリティ」の段階にあると思います。
今後当たり前になる副業
今後数年後には副業をしているのが当たり前の時代になっていくでしょう。
副業がアーリーマジョリティの今、動くなら早い方が良いでしょう。
ユーチューバーと違ってアーリーマジョリティといっても稼げないということではありません。
なぜなら副業といってもその働き方は多岐に渡るからです。
自分だけの働き方、稼ぎ方を見つけたらそれはイノベーターやアーリーアダプターにさえなりうるのです。
ただ、日に日にその選択肢が狭まっていくことは間違いないでしょう。
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